水を飲まずに進んでいく。
おかしなことに、どんどんと喉が渇いてきた。
あの時飲まなかったせいか、と思っても遅い。
だが道は、先ほどよりずっとさわやかで歩きやすい道だった。
ふと耳を澄ますと水の音がまた聞こえ始めた。
今度こそは、と思ってさらに進む。
進む